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JR東日本・深澤祐二社長/東北新幹線・盛岡以北、320キロ運転の検討加速  [2019年2月6日4面]

深澤祐二氏

 JR東日本の深澤祐二社長は5日に東京都内で記者会見し、東北新幹線の盛岡以北で検討している時速320キロの営業運転について、「スピード、到達時刻の短縮は大事だ。札幌までの延伸を考えると、東北新幹線のスピードアップはこれからしっかり取り組まないといけない」との考えを明らかにした。スピードアップに伴う地上設備の整備や騒音対策などの環境配慮を課題に挙げつつ、「コスト対効果も検討しないといけない」と検討作業を加速する考えを示した。
 東北新幹線は宇都宮~盛岡で時速320キロによる運転を行っている。営業運転での時速360キロの可能性の検証をはじめ、試験車両「アルファエックス」による次世代新幹線の実現に向けた技術開発を行うことにしている。会見で深澤社長は「アルファエックスも(スピードアップの)一環」と述べた。
 スピードアップに伴うハード対策については「青函トンネルの問題もあり、盛岡以北は整備新幹線のスキームで運営している。われわれだけの経営判断だけで決めるものでなく、関係機関と話したい」と語った。費用負担については、「鉄道建設・運輸施設整備支援機構、国との関係を基本に考えている」と話すにとどめた。
 同社は4月1日付の組織改正で、本社・支社の新幹線に関する業務と新幹線運行本部の業務を集約・統合した「新幹線統括本部」を設置する。深澤社長は「スピードアップをさらに進め、安全度を高めたい」と、狙いの一つに東北新幹線の速度向上があることを説明。「(高速走行の)試験、海外もバックアップしないといけない」と述べた。

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