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新日本空調/無線センシングシステム開発/効率的に空調空間環境データ測定  [2019年2月7日3面]

システムイメージ図

 新日本空調は、高精度で迅速に、空調空間の環境を測定する「環境測定用無線センシングシステム」を開発した。無線通信による計測で刻々と変化する空間の温度や湿度といったデータをリアルタイムに可視化し記録できる。空調設備の竣工前検査や、改修前後の建築物で行う環境測定の効率化に役立てる。従来の有線方式に比べて設置やデータ分析時にかかる手間が半分になるという。
 開発した「Wi-Musu(ワイムス)」はデジタルセンサーと、それらを制御するマイコンを一体化した計測ユニット、ゲートウェイ、アプリで構成する。計測ユニットは▽温度▽湿度▽二酸化炭素(CO2)濃度▽照度▽浮遊粉じん濃度▽騒音値-を同時に計測できる。計測値はスマートフォンなどのモバイル端末で表示・記録。モバイル端末からクラウドサーバーに計測データが自動送信され、遠隔監視も可能になる。
 計測ユニットと専用ゲートウェイの無線通信には、920メガヘルツ帯の特定小電力無線方式を採用。この無線方式は長距離通信と省エネ性に優れ、遮蔽(しゃへい)物が多い屋内空間でもスムーズな計測が可能。加えて最大50カ所に設置した計測ユニットの計測値を最短1秒間隔で把握し、現場のモバイル端末でデータが閲覧できる。
 今後は、自社施工する空調設備の試運転作業や工事前の現地調査作業などで使用し、空調空間の品質向上と現場計測作業の省力化につなげる。さらにフィールドでの実証で生じた課題を反映し、将来的には外部機関へのレンタルや販売も視野に入れているという。

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