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吉野石膏・須藤永作社長/運送でも外国人材活用を/ドライバー不足が製品運搬に影響  [2019年2月7日2面]

須藤吉野石膏社長

 吉野石膏の須藤永作社長=写真=が5日夕に東京都内で開かれた専門工事業界の懇親会で、ドライバー不足によって製品の円滑な運搬に支障を来している現状への理解を求めた。改正出入国管理法に基づき、4月1日から一部職種で受け入れが始まる外国人材について、「なぜドライバーとして活用できるようにならないのか」と疑問を投げ掛けた。
 同日開かれた全国建設室内工事業協会(全室協、吉田茂穂会長)の賀詞交歓会で須藤社長は、特別会員の代表としてあいさつ。建設を含めた14分野で外国人材を受け入れが始まるが、対象に「運送」は入っていないことに触れ、「農業、漁業、各メーカーの工場などで外国人材が働くようになれば、それに伴い生産量が増えるだろう」として上で、「ではそれを誰が運ぶのか」と指摘した。
 建設業の長時間労働を是正しようと政府上げて適正な工期を設定する活動が展開されている。須藤社長は、設定した工期・工程に収まるようにするためにも、製品を現場にスムーズに運ぶことが不可欠だとする。
 ただ、現状でもドライバーが不足する状況の中、活況を呈する建設市場で運送需要が一段と高まれば、適正な工期を順守する活動にも支障が出る。鉄骨、鉄筋、生コンクリートを始め、建設資材が運べなければ、「工期が伸びることになる」とし、そのための方策を考える必要があるとした。
 こうした課題を解決する手段となる外国人材の活用に向けて、「ぜひ国土交通省内でも旧建設省と旧運輸省の方たちで話し合ってほしい」とドライバー不足への対策を求めた。

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