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大成建設/タワークレーン支柱を使った大型仮設支保工開発/組立・解体を効率化  [2019年2月8日3面]

 大成建設は、大空間の屋根工事や大型橋桁工事などに使用する仮設支保工にタワークレーン支柱を活用する新工法を開発した。仮設支保工の効率的な組み立てと解体が可能になる。小型のリース材を組み合わせる従来の支保工と比較して、組み立て・解体にかかる日数の合計が7日程度から2日に短縮できるという。
 開発した「T-CAPS」は汎用(はんよう)タイプのタワークレーン支柱を利用した大型仮設支保工。タワークレーン支柱の壁面部を取り囲むように設置した作業足場が支柱に沿って昇降できる。作業足場に備えた2層の作業床や支柱内に装備されている昇降設備を使うことで、効率的な組み立て・解体が可能になる。クレーンなどを使って直接解体できるため、高所で人力による解体作業を行っていた従来工法と比較し、安全性も向上する。
 T-CAPSの導入で組み立て・解体時の作業労力や使用部材数量などを削減し、従来工法と比較して6~7割程度のコスト削減が見込まれるという。従来の仮設支保工で使用される支柱部材は、支柱の高さなどの施工条件に合わせて小型の既存リース材を組み合わせていた。
 特に支柱の負担する軸力が大きくなる場合は、施工条件に合わせて使用部材を新規製作するため、支保工の計画から組み立て、解体までに多大な時間や手間が掛かり、仮設工事の高騰要因の一つになっていた。
 T-CAPSは現在、新宿区で施工している新国立競技場の屋根工事に適用している。今後、大空間屋根工事やスタジアム工事などで積極的に活用する方針だ。

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