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安藤ハザマ/採用活動にVR導入/トンネル現場の臨場感を手軽に体感  [2019年2月8日3面]

社内視聴会の様子。手前は同社の内定者の学生

 安藤ハザマは新卒向けの採用ツールとしてVR(仮想現実)ヘッドセットを導入した。職員目線で現場の臨場感を体感できるコンテンツ「WORKS VIEW」を作成し、1月から合同企業説明会や学内セミナーなどで順次活用している。建設現場のイメージを持ちにくい、建設系以外の学生を対象に、建設業への興味を促すことが狙いだ。
 コンテンツの視聴時間は5分程度。同社が施工しているトンネルの現場で、切り羽付近などのトンネル坑内の様子や朝礼の様子などを体感できる。現場で働く2人の社員へのインタビューも収録した。現在VRヘッドセット4台を導入している。今シーズンの運用を踏まえて新たなコンテンツの作成や台数の増加などを検討する予定だ。
 採用活動での導入に先立ち、1月10日に東京都港区の本社で社内向けの視聴会を開いた。同社への就職が内定した学生を含む33人がVRヘッドセットを使ってコンテンツを視聴。社員らからは「実際の見学会ではじっくり見られないこともあるが、自分のペースでトンネル坑内を見ることができた」「音声や映像などのクオリティーが高く、臨場感があった」「次回は建築のコンテンツをつくってはどうか」などの意見が寄せられた。
 就活学生に会社の魅力をPRする取り組みの一環として、同社ではインターンシップ(就業体験)や現場見学会などを実施しているが、希望者全員を現場に連れて行くことは難しい。また、情報系や機械系などといった建設系以外の学生は建設現場のイメージが持ちにくく、どうやって建設業に興味を持ってもらうかが課題となっている。
 コンテンツの作成に携わった社長室人事部人材開発グループの新居秀一氏は「気軽に現場の臨場感を体感できるのがVRの特長」と説明した上で、「『トンネル内部はこうなっているんだ』と知ってもらうことで、建設系以外の学生に少しでも建設業に興味を持ってもらいたい」と採用活動への効果に期待を寄せている。

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