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西武建設、岩崎/MR技術活用の安全教育システム開発/工具・材料の実重量も体感  [2019年2月14日1面]

現実に近い状態で安全教育を受けられる(写真は丸ノコの画像)

 西武建設とIT関連機器販売の岩崎(札幌市中央区、古口聡社長)は、MR(複合現実)技術を活用した安全教育システムを共同開発した。装着したヘッドマウントディスプレーに3次元(3D)空間を投影。現実に近い状態で安全教育が受けられ、現場作業員の労働災害防止につながるという。19年上期にソフト販売を行う予定だ。
 安全教育システム「リアルハットMR」は、既に販売されているVR(仮想現実)対応の「リアルハット」の改良版として開発。日本大学理工学部土木工学科の関文夫教授が監修した。
 従来システムに搭載されたステレオカメラと深度センサーを駆使し、CG内に実在空間が立体投影される。装着者はコントローラーなどを使用せずに手足を動かしたまま、所持した工具や材料の実重量、工具稼働時の振動を体感できる。
 視覚と身体両方で得られる感覚に誤差が生じないため、平衡感覚が失われる「3D酔い」も軽減される。ヘッドマウントディスプレーとステレオカメラを使用するため、場所や時間の制約を受けることなく訓練が受けられるのも特徴だ。
 両社は、初期コンテンツとして「丸ノコ編」を用意し、4月に一般公開する予定。価格は1セット約60万円で、岩崎を通じてゼネコンなどに販売する。4月11~12日に札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで開く「岩崎トータルソリューションフェア」で披露する予定だ。
 新システムの販売とともに、従来システムのコンテンツを拡大。ワイヤ点検やガス切断などメニューを12種類に増やし販売する。

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