工事・計画

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東京都、西武鉄道ら/井荻~西武柳沢駅間連立事業都市計画素案/総事業費1710億円  [2019年2月15日4面]

上石神井駅の横断図

除却される上井草駅西側の踏切

 東京都と杉並、練馬の2区、西東京市、西武鉄道は、西武鉄道新宿線井荻駅~西武柳沢駅間の連続立体交差事業で都市計画素案をまとめた。約5・1キロの対象区間を高架化し19カ所の踏切を除却する。総事業費は約1710億円を想定。2020年度に都市計画決定し、21~22年度に国への事業認可申請を目指す。最短スケジュールでは23年度に着工し、15年後の38年度に立体化が完了する。
 都市計画素案の説明会が13日に杉並区内で開かれた。事業は都が主体となり道路整備の一環として行う。事業区間は環状第8号線付近から伏見通り付近までの約5・1キロ。都市計画を定める区間は事業区間を含む井荻駅~西武柳沢駅間の約5・5キロ(杉並区下井草5丁目~西東京市柳沢1丁目)となる。今後、都市計画と環境影響評価(環境アセス)の手続きを並行して進める。
 計画では環状第8号線付近から線路を高架化し始め、上井草、上石神井、武蔵関、東伏見の4駅を地上から高架に移す。伏見通り付近で地上に降りる。区間内にある20カ所の踏切のうち、「開かずの踏切」12カ所を含む19カ所を除却。地上から高架への移行区間となる井荻駅付近の井荻第2号踏切は残す。▽補助第132号線▽補助第229号線(千川通り)▽外環の2▽補助第135号線▽補助第230号線-の都市計画道路5本と立体交差化する。
 施工では、まず現在の線路の北側に側道の用地を取得し、この用地を活用して鉄道の仮線を敷設する。仮線を敷設した後、現在の線路を順次仮線に切り替え、空いた用地に下り線の高架構造物を築造し、下り線を高架に切り替える。その後、上り線の高架構造物を築造して上り線を高架に切り替え、立体化が完了する。最後に仮線を撤去し、取得した区間に19本の側道(自転車歩行者専用道2本を含む)を整備する計画だ。
 高架のうち、一般部の高架構造物の地上からの高さは約5~12メートル、幅は約10メートル、取り付け部は高さ約2~5メートル、幅約10メートルを想定する。高架化する4駅は改札などの出入り口は現在の位置とおおむね変わらない位置で計画する。4駅の地上からの高さは約15~19メートル、幅は約17~36メートルとする。
 上石神井駅付近にある車両基地も本線と合わせて立体化。工期短縮や事業費抑制の観点から必要最小限の規模に縮小する。高架構造物の地上からの高さは約13メートル、幅は約30~50メートル。残った鉄道用地の利用方法は未定だが、駅周辺の発展につながるように検討する。
 今回の事業に併せて、練馬区は武蔵関駅の北口に約5200平方メートルの駅前広場を整備する。西東京市は東伏見駅の南口で計画中の駅前広場の面積を約2800平方メートルから約2600平方メートルに変更。それぞれ交通の乗り換え利便性を向上させる。

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