工事・計画

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大阪府都市整備部/木津川水門など3水門を更新へ/来年度から20年かけ実施  [2019年2月19日8面]

 大阪府都市整備部は19年度から約20年間で、三大水門と呼ばれる木津川水門(大阪市大正区三軒家東)、安治川水門(大阪市西区安治川)、尻無川水門(大阪市大正区泉尾)の順に、更新事業を行う方針を固めた。19年度当初予算案に木津川水門更新詳細設計費を計上。詳細設計を進める中で新水門設置場所を現水門の上流側または下流側にするかを検証、同年度中に方向性を決める見通し。設計と用地買収に3年、工期に7年を見込む。
 三大水門は高潮の被害から大阪市域を守るために整備。18年台風21号の高潮被害も防ぎ、その機能を発揮した。円弧型ゲートで副水門とスイングゲートを備える。現水門の径間57メートルで、副水門径間は14・2メートル。
 府は三大水門の更新期を見据え、高潮対策だけでなく、巨大地震による津波対策の機能も果たす新水門を計画。現在の三大水門がある場所に施設計画上の津波「L1」に対応できる施設を整備する。
 新水門の概算工事費は長期的にみると現水門の補強より総事業費も安くなる。L1津波が来襲した場合の被害軽減額も拡大できる見通しだ。
 府は専門家の意見を聞いて三大水門の津波補強策を検証したが、もともと水門は防潮を目的とした施設でもあり、津波対策の抜本策は見いだせず、L1に対応できる津波水門への改築を計画することになった。
 府は17年度、「一級河川安治川(旧淀川)外津波対策施設等基本検討委託」(担当=パシフィックコンサルタンツ)に着手。三大水門の基本形状・基本構造検討や新水門設置位置検討のほか、既設水門撤去計画の策定と設計図作成、施工計画の検討を行う。業務期間は今月末まで。

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