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東北整備局/三陸沿岸道整備/歌津~小泉海岸ICなど2区間開通  [2019年2月19日6面]

石井国交省

歌津本吉道路 歌津~小泉海岸

本吉気仙沼道路II期 本吉津谷~大谷海岸

 東北地方整備局が、宮城県南三陸町と気仙沼市で整備を進めていた三陸沿岸道路の歌津本吉道路歌津インターチェンジ(IC)~小泉海岸IC間(延長10km)と本吉気仙沼道路II期の本吉津谷IC~大谷海岸IC間(4km)が完成し、16日にそれぞれ開通式が開かれた。今回の開通で仙台市と気仙沼市が高速道路でつながり、水産加工業など基幹産業の振興や三陸沿岸を訪れる観光客の増加が期待される。
 歌津IC~小泉海岸IC間の開通式は歌津北IC(宮城県南三陸町)の近くで行われ、石井啓一国土交通相をはじめ、佐野好昭宮城県副知事、気仙沼市の菅原茂市長、南三陸町の佐藤仁町長ら国や県、地元市町の関係者、地域住民から約400人が出席。
 冒頭のあいさつで石井国交相は「三陸沿岸道路が気仙沼市まで到達し、宮城県沿岸地域の復興まちづくりを力強く後押しすると期待している。物流の輸送・効率化や豊富な観光資源を生かした広域周遊観光の拡大に大きく貢献する」と述べるとともに、「復興道路と復興支援道路を2020年度までの全線開通を目指して事業を推進していく」と話した。
 佐野副知事は「気仙沼市と仙台都市圏が高速道路で結ばれた。大規模災害時は命の道としての機能が発揮される。創造的復興をさらに推し進め、一人一人が輝く元気な宮城を築き上げていく」と村井嘉浩知事のメッセージを読み上げ、菅原市長は「市にとって歴史的な開通だ。悲願がようやくかなった。多くの人が南三陸町と気仙沼市を訪れるよう努力していきたい」と意気込みを話した。
 地元選出の小野寺五典衆院議員らによる来賓祝辞に続き、宮城県農業大学校園芸学部の大沼ほのかさんが「南三陸町のすべてのインターチェンジが開通し、希望がつながったような思いだ。気仙沼市と仙台圏が結ばれ、流通が活発になることは私の夢をかなえる大きな力になる」と期待の言葉を述べた。
 式典終了後、テープカットとくす玉開披、記念パレードを行い、新たな区間の開通を祝った。
 本吉津谷IC~大谷海岸IC間の開通式は両IC間にあるパーキングエリアで行われ、関係者約380人が出席。石井国交相や来賓のあいさつに続き、気仙沼市立大谷中学校2年の三浦華倫さんが「震災前、道路は自動車が走るだけだと思っていたが、いまは人の未来を乗せていると思っている。未来が広がるからこそ全線開通してほしい」と話した。
 両道路は東日本大震災の復興道路として2011年度に事業化。通常は10年以上が見込まれる供用までの期間をわずか8年で完成にこぎ着けた。今回の開通ルートは浸水区域を回避するルートを通り、災害時は緊急輸送道路としての機能を確保する。
 歌津IC(南三陸町歌津白山)~本吉津谷IC(気仙沼市本吉町津谷長根)間の途中にハーフインターの歌津北ICと小泉海岸ICを設置。本吉津谷IC~大谷海岸IC間(本吉町九多丸)を含めると県内では126キロのうち113キロが開通した。小泉海岸IC~本吉津谷IC間(2キロ)は20年度中の開通を予定。
 今回の開通で三陸沿岸道路は全長359キロのうち約66%に当たる238キロが開通した。

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