技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

戸田建設/独自の配筋検査方式を考案/部材別に詳細ルール設定、判断基準を統一  [2019年3月1日3面]

部材ごとにルールを設けミス防止に役立ている

 戸田建設は2月28日、独自の配筋検査方式を考案したと発表した。床や梁など部材ごとに細かくルールを設け、判断基準を統一化。検査精度の差をなくし、建築物の品質確保につなげる。同社が設計・施工を担当する東京都内のマンション工事に試行導入。作業所と工事監理者のコミュニケーションが深まり、ミス防止に役立ったとしている。
 考案した「S方式」は配筋検査方法を細かくルール化し、設計者と施工者が一貫して検査することに重点を置く。名称に使用される「S」は「Severe(厳格な)」や「第三(San)者」などから名付けた。
 検査方法は鉄筋の全数検査を前提に柱や梁、床など部材ごとに検査ロットを設ける。検査レベルの高い溶接部検査手法からヒントを得て判断レベルを統一化することで、バラつきなく検査できる。
 同社が設計・施工を担う賃貸マンション「(仮称)赤坂4丁目プロジェクト」で試行している。作業回数の増加で書類作成・記録整備業務は増えたものの、個人差が解消されより質の高い検査ができたという。
 躯体の品質が低下する原因は、施工者が設計図書を理解していないことや工事監理者との協議不足などが挙げられる。こうした課題に対して同社は、着工前に図面を読み込んだり、情報共有を深めたりして解決に当たっていた。考案したS方式を検査メニューに加え、設計・施工品質のさらなる安定化につなげる。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む