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日本工営/新技術の研究開発を加速/生産性向上や新ビジネスなど14テーマ選定  [2019年3月4日3面]

 日本工営は、主力事業のさらなる進化と新事業領域の展開加速を後押しする新技術研究の方向性を示す技術政策をまとめた。研究開発のテーマは生産性向上や次世代ビジネスにつながる14テーマを選んだ。2018年7月期からの3カ年の研究開発投資は、前中期経営計画(15年7月~18年6月)の1・5倍を充てる。新技術の早期開発に向けた取り組みを一段と強化し、受注の拡大を目指す。
 開発のテーマの柱は「革新的技術の開発」「次世代ビジネスの開発」「社内インフラの革新・生産性の向上」の三つ。これまで部門ごとに進めてきた研究開発の取り組みに、部門横断の専門の研究開発体制を加え、人工知能(AI)や各種のビッグデータを活用した次世代基幹技術の開発と普及を推進する。
 革新的技術には、▽気候変動への対応技術▽防災・減災技術▽IoT(モノのインターネット)、ロボットなどのキーワードに関連した先進的技術を組み合わせて新たなサービスの創出を目指すデータネットワーク技術▽保有技術と、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)/CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)やVR(仮想現実)/AR(拡張現実)技術を融合させた新たな解析・設計技術(技術提案の高度化を含む)▽AIを核とした将来のコア技術▽新たな地盤・環境・水質などの調査手法(DNA分析など)▽レジリエンス技術(概念の定式化と評価法の構築など)-の8分野を挙げた。
 次世代ビジネスは、▽建築・都市・交通開発分野の開拓と拡大▽スマートな市・町・村づくりの推進▽社会インフラの効率的な維持管理・長寿命化に役立つ技術(自治体との共同研究を含む)▽社会基盤へのビッグデータ活用-の4分野を挙げ、技術・システムなどの開発にとどまらず、新たな価値の創出や新たな展開を後押しする取り組みも進める。
 社内インフラの革新・生産性の向上は、▽サービス品質・生産性の向上を目指すPM(プロジェクトマネジメント)-ITシステムの開発▽BIMシステムの研究▽高品質で効率的な生産システムの確立-の3分野を挙げた。製造業などで成功しているICTの活用などを参考に、高品質と効率を両立した生産システムの確立を図る。

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