技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

三井住友建設/導水路トンネル調査・点検システムを開発/補修履歴を3D表示  [2019年3月6日3面]

過去の状況をMRデバイスに映し出したり〈右〉、補修履歴などを3D表示〈左〉したりして調査・点検の効率化を図る

 三井住友建設は5日、導水路トンネルの調査・点検を効率化するシステムを開発したと発表した。導水路トンネルのデータが自動で3次元(3D)モデルで表示されるため、過去の補修履歴などが立体的に確認できる。静岡県富士宮市内の導水路トンネルの調査・点検に適用。補修履歴情報などの見える化によって作業時間が半減できることを確認した。
 開発した「トンネル・メンテナンス・ナビゲーションシステムMOLE-FMR」は、独自開発したトンネル補修工事データベースに登録された情報を使って3Dモデルを自動生成・変換するソフトと、MR(複合現実)技術に対応するゴーグル型のモニターで構成する。
 トンネル補修工事データベース「ジェネシスLTR」には、調査・点検記録や施工・補修履歴情報が登録・管理されている。これらの線形情報や縦横断から3Dモデルに自動生成することで、これまでの履歴を立体的に確認できる。MRゴーグルは現地調査の際に装着する。目の前にある実際のトンネル壁面に、補修前の3Dモデルを重ねて表示することも可能。トンネルの状態を視覚的に比較できるようになったことで、補修部材の変状などに気づきやすくなった。
 導水路トンネルの調査・点検は、目視による変状や不具合の確認や、その規模の測定、記録作業が中心となる。しかし発電水路や工業用水路トンネルは調査のために断水できる時間に制約があり、作業の効率化・合理化が課題となっていた。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む