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安藤ハザマ、朝日航洋/新たな3D計測管理技術を開発/遠方構造物にも適用可能に  [2019年3月7日3面]

現地計測のイメージ

 安藤ハザマと朝日航洋は、3次元(3D)計測の新たな精度管理技術を開発した。MMS(モービル・マッピング・システム)の走行位置から遠く離れた斜面や構造物などでも、データを補正するための標定点などを設けず3D計測が可能となる。標定点設置などの手間が省け、適用可能な工事内容の幅も広がるとしている。
 従来手法では標定点などを設けて、レーザースキャナー(LS)などで計測・取得した情報を使って3D点群データを作成し、補正や検証を行っている。切り土法面など対応が難しいケースもあることから、関連技術の改良を進めていた。
 新技術では、道路縁石や既設構造物などの基準データをMMSで計測後、LS装置との距離に応じて基準データと計測データの一致度合いを評価する。これにより、計測距離と計測精度との関係式を作成し、有効計測距離を把握する。基準データと計測データの一致度合いがより高くなるように、MMSに装備されたLS装置の取り付け角度や位置を調整する。こうした調整作業を繰り返し計測精度を高めた上で、現地計測に入る。
 現地計測では、MMSの走行路面など測量が容易な場所に標定点などを配置し、計測距離と精度を確認・検証する。標定点などを設けていない遠方のエリアは、計測距離と精度との関係式を用いて計測する。有効計測距離の範囲内だけを対象とすることで、計測データの精度を保証するとしている。
 両社は実験により、計測データが従来と同等の精度を確保していると確認した。地上移動体搭載型LSにも適用可能となっている。建設現場の生産性向上策i-Constructionに関連した技術として、起工測量や出来形測量、土構造物の変状確認といった点検作業、人の立ち入りが困難な土砂崩壊地の状況把握などへの活用も視野に入れている。

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