工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

広島市/中央卸売市場新中央市場建設基本計画案/施設面積13万平米に  [2019年3月8日11面]



 ◇19年度に基本設計着手
 広島市は7日、「中央卸売市場新中央市場」の建設基本計画(案)を公表した。中央市場(西区)を現在地で全棟建て替えるとともに、安芸区にある東部市場を統合する。新たに整備する施設面積は13万平方メートル(うち立体駐車場4万平方メートル)の規模。従来方式で整備する場合、2019~20年度に施設全体の基本設計を行い、21年度に立体駐車場の実施設計と工事に着手。22年度以降に卸売場棟3棟(青果、水産、花き)と関連棟の計4棟の実施設計・施工を順次進める計画。全体完成は30年代初頭を想定している。基本計画案は、24日まで実施するパブリックコメントを経て成案化する。
 青果、水産物、花きの3品目を取り扱う中央市場の所在地は西区草津港1の8の1。敷地面積は約24・2ヘクタールで、全国の中央卸売市場の中で4番目に広い敷地を有する。東部市場の所在地は安芸区船越南5の1の1(敷地面積約5・8ヘクタール)。青果だけを取り扱っている。いずれも取扱高の低迷、品質や衛生管理の高度化、施設の老朽化への対応などが課題となっている。
 基本計画案によると、「安全・安心な生鮮食料品等の安定的な供給を担う、中四国の拠点市場」をコンセプトに置き、コールドチェーン(低温物流体系)の確立、国際的な食品衛生管理手法「HACCP」に沿った衛生管理などの高度化を図る。このほか、▽物流動線の効率化と場内安全の確保▽物流拠点として機能の充実▽地震や高潮、災害時の市場機能継続性の確保▽にぎわい機能の導入による食や花きに関する文化の維持・発信▽施設整備費と維持管理費の抑制-などの実現を目指し、民間活力を積極的に活用する方向も示した。
 建て替えに当たっては、平面駐車場を集約して立体駐車場を整備した後、各エリアの卸売場棟3棟(青果、水産、花き)と関連棟はそれぞれの機能を確保しつつ、段階的に整備する方針。今後進めていく設計段階で、場内関係事業者と調整を行いながら整備順序を具体化していく。
 新築する施設規模は、▽青果部(計4万1300平方メートル)=卸売場棟3万6200平方メートル、冷蔵庫・倉庫・加工所5100平方メートル▽水産物部(計2万1400平方メートル)=卸売場棟1万2100平方メートル、冷蔵庫・倉庫・加工所9300平方メートル▽花き部(計1万2400平方メートル)=卸売場棟8800平方メートル、冷蔵庫・倉庫・加工所3600平方メートル▽関連商品売り場1万4900平方メートル▽立体駐車場4万平方メートル-の計13万平方メートルと想定している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。