工事・計画

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首都高速会社/日本橋区間地下化/施工方法の検討推進、江戸橋JCTに発進立坑  [2019年3月11日4面]

 首都高速道路会社は、都市計画手続きの進む日本橋付近(東京都中央区、千代田区)の道路の地下化に関し、事業化に向けた具体的な検討を開始する。施工方法、地下構造、シールドトンネル2本の設計条件の検討、江戸橋ジャンクション(JCT)付近に計画する発進立坑の概略設計などを進める。関連業務の委託先を決める公募型プロポーザル(WTO対象)の手続きを8日に公示しており、委託先を5月中に決める予定だ。
 日本橋の地下化を巡っては、東京都と首都高速会社が地下化区間を含む神田橋JCT~江戸橋JCTの約1・8キロを対象にした都市計画変更素案をまとめている。周辺で複数の再開発事業が計画されており、歩調を合わせた事業化が見込まれている。
 首都高速会社が公示したのは「都心環状線(竹橋・江戸橋JCT付近)の更新における呉服橋から江戸橋間の地下構造及び施工法検討」業務。シールドトンネル、発進立坑、開削トンネル・半地下擁壁、近接影響などについて検討し、施工計画図の作成や関係機関協議も行う。
 シールドトンネルは、日本橋直下を通過し、江戸橋JCT付近から呉服橋出口付近に至る内回り、外回りの2本、それぞれ延長約500メートルの設計条件を詰める。トンネルの内空、土被りの浅い区間の補助工法を検討し、再開発事業の建物直下の荷重条件を整理する。シールドは現場条件や土質条件を踏まえて工法を選定し、到達部に残地する方向で設計する見通し。発進立坑はこれまでの検討で、躯体寸法が幅約36メートル、長さ約25メートル、深さ約22メートルとなっているものの、さらに縮小したい意向だ。既存の高速橋脚の撤去方法、開削・半地下部の長方形トンネル、擁壁の設計、地下鉄銀座線や半蔵門線など近接構造物への影響と対策工法なども議論する。
 公募型プロポーザルの手続きは、参加表明書の提出を25日まで同社財務部契約課などで受け付ける。技術提案書の提出は5月22日まで。参加資格として2009年度以降に外径10メートル以上の新設道路シールドトンネルを実施設計した実績などを求める。

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