工事・計画

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大阪市/なにわ筋線の都市計画素案作成/4月9日に意見聴取会、19年度に都計決定へ  [2019年3月13日10面]

なにわ筋線路線図

 大阪市は、大阪都心部(梅田)から関西国際空港へのアクセス改善を図る鉄道新線「なにわ筋線」の都市計画素案をまとめた。JR大阪駅北側のうめきた地区(大阪市北区)の新駅からなにわ筋を南下して分岐し、JR難波駅と南海新今宮駅に接続する建設延長7・2キロの路線。地下区間が約6・4キロ、掘割区間が約0・3キロ、かさ上げ区間が約0・5キロとなる。市は素案に関する住民説明会を開始しており、4月9日に開く意見聴取会などを踏まえて案を作成。2019年度内の都市計画決定を予定している。第三セクターの「関西高速鉄道」が整備主体となり、20年度の事業認可を目指す。開業は31年春、総事業費は約3300億円を見込む。
 現在、梅田と関西空港を結ぶ特急列車はなく、JR西日本は大阪駅北側のうめきた2期開発に合わせ、特急列車を停車させる地下式の新駅「(仮称)北梅田駅」を建設中。この新駅を起点になにわ筋直下を南下し、(仮称)中之島駅と(仮称)西本町駅を経て中央大通の南で分岐。地下構造のままJR西日本はJR難波駅、南海電鉄は新設する(仮称)南海新難波駅を経て新今宮駅とを結ぶ。それぞれ既存のJR阪和線、南海本線を介して空港と直結する。
 構造は北梅田駅から堂島川手前までの区間が直径約11メートルの複線シールド、国道2号との交差部は矩形ボックスとなる。中之島駅に向かうにつれて上下2本の単線シールド(直径約7・3メートル)となり、京阪電鉄と接続する中之島駅も上下にホームが分かれる構造になる。なにわ筋と中央大通りの交差点付近に設置する西本町駅に至る区間では、徐々に左右並列の単線シールドに変わる。
 西本町駅を過ぎるとJRと南海が分岐し、道頓堀川直下を通過してJRは地下構造のJR難波駅、南海は2本の単線シールドに分かれて南海新難波駅(ホーム深さ約40メートル)に向かう。同駅からパークス通の浪速区敷津東3丁目付近で地上に移行し、高架構造で南海本線に合流する計画だ。
 開業は31年春、輸送需要は1日約24万人を想定。梅田から関西空港までの所要時間はJR線で44分(現行の最速64分)、南海線で45分(同54分、乗り換え1回)を見込む。

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