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三菱地所/CLT採用の10階建てマンションが仙台市に完成/竣工式開く  [2019年3月14日6面]

完成した賃貸マンション「PARKWOOD高森」

住居内部

駒田執行役常務

佐々木取締役専務執行役員

 三菱地所は13日、仙台市泉区の泉パークタウンで建設を進めていた賃貸マンション「PARKWOOD高森」の竣工式を開いた。国内で初めて床材にCLT(直交集成板)を採用した高層建築物で、RC造に比べ3カ月程度の工期短縮を実現したという。設計・施工は竹中工務店が担当し、同社が開発した2時間耐火集成材「燃エンウッド」も使用した。
 建設地は泉区高森2の1の11の敷地約3550平方メートル。建物は木造とS造を組み合わせたハイブリッド構造で、規模は10階建て延べ3605平方メートル。住戸数は39戸。専有面積は51・74~89・46平方メートル。間取りは2LDKと3LDK。主にファミリー世代の入居を見込む。23日に入居を開始する。
 国土交通大臣認定を取得したCLT耐火床システム(三菱地所、三菱地所設計、竹中工務店、山佐木材の共同開発)は4~10階の床に使用。下面に強化石こうボード、上面に石こう系材料(セルフレベリングプラスター)を使用することで高層化に必要な2時間耐火性能と被覆工事の省力化を実現した。1~5階部分にはCLT耐震壁を取り付けた。
 木材の周りを不燃化材(石こう系セルフレベリング材など)で包み込んだ燃エンウッドは、耐火構造の木造部材(集成材)として2~10階の柱や梁などに採用した。
 竣工式では神職による祝詞奏上に続き、三菱地所の駒田久執行役常務と竹中工務店の佐々木正人取締役専務執行役員が神前に玉串をささげ、工事の無事完成を感謝した。
 駒田執行役常務は「CLTは軽く、構造上スリムにできる。工期を短縮できるメリットもある。国内の森林資源を活用し、循環型社会を形成するとともに地方創生にもつなげたい。特に東北エリアは森林資源が多く、積極的に事業を展開したい」と話していた。
 同社では沖縄県の下地島空港旅客ターミナルや、三菱地所が事業主の東京都中央区晴海のプロジェクトでCLT事業を実施している。

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