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鹿島/RC・SRC向けTMDを開発/超高層住宅や既存煙突に採用提案  [2019年3月15日3面]

超高層マンションへの設置イメージ

 鹿島は、RC造やSRC造の建築物に適用可能なセミアクティブ制御(電気制御)式のTMD(チューンド・マス・ダンパー)「3DSKY(ディースカイ)-RC」を開発した。大地震を含めさまざまな揺れが抑制できる。超高層マンションや超高層煙突などにニーズがあると見ており、積極的に提案していく。
 TMDは屋上などに設置した重りが揺れに応じて動くことで、ブレーキをかけるように構造物の揺れを抑制する。ディースカイ-RCには、装置の足元部分の加速度に応じて電気制御でオイルダンパーの減衰係数が切り替わり、建物の振動周期と同調させる仕組みを導入した。RC造やSRC造建築物は、地震などに伴う微細なひび割れの影響で振動性状が変化する恐れがある。そうした場合でも効果的に揺れを抑制する。
 重りは建物重量の2~3%を想定している。屋外使用に対応しており、建物屋上や煙突の周囲などさまざまな場所に設置が可能。設置場所が限られる既存の超高層住宅などにも有効としている。制御時の消費電力は150ワットで、小型の無停電電源装置(UPS)で停電時にも作動する。仮に断電した場合でも、あらかじめ設定された周期で動く機能を備えている。
 同社は既存超高層建物用と中高層向けのTMDを開発済み。今回の開発により、「超高層から中低層、S造、RC造、SRC造というほぼすべての領域をカバーできた」(建築設計本部)という。

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