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東急建設/大開孔の基礎梁補強工法を開発/高さを抑えコスト削減、工期短縮も  [2019年3月22日3面]

配筋仕様のイメージ

 東急建設は、大きな開孔があるRC造基礎梁の新たな補強工法「(仮称)RECT-HOLE」を開発した。強度を保ちながら梁の高さを抑えられるのが特徴。設備点検用の人通孔を設ける場合、これまでは梁の高さを開孔径の3倍以上にする必要があったが、2倍までに低減できる。基礎部の掘削土量やコンクリート打設量を削減できるため、コスト削減や工期短縮につながる。昨年3月に日本ERIの構造性能評価を取得済みで、学生寮など6物件に適用し成果を得た。
 RC造の基礎梁は通常、設備点検用に直径600ミリの開孔を設けている。梁の高さは従来、1800ミリ以上になっていた。新工法は開孔上下補強筋や開孔際補強筋、水平補強筋を配筋することで高さを抑えつつ、構造上必要とされる所定の耐力や変形性能を確保した。円形開孔だけでなく矩形開孔にも適用できるため、設計の自由度が高い。
 開孔補強用の斜め筋や特殊な補強金物が不要で、現行の設計手法を適用できる。構造実験によって、地震時に求められる基礎梁の構造性能を確保できることも確認した。
 工場や商業施設など面積が広い低層建物で、より大きなコスト低減効果が見込めるため、適用範囲を広げるとともに、顧客に採用を提案していく。

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