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三井不/ビル狙うサイバー攻撃に対処へ/セキュリティー監視システムを試験導入  [2019年3月27日4面]

 三井不動産がビル管理システムを狙ったサイバー攻撃の対策に乗りだす。出資するセキュリティーソフト開発会社などと連携し、サイバーセキュリティー監視システムを首都圏の複合施設1棟に試験導入した。実際のビル管理の現場で検証作業を進めることで、サイバー攻撃に対する適切な対応・運用手法を確立するという。
 サイバーセキュリティー監視システムの試験導入・検証は、三井不が設立したファンドを通じて出資しているセキュリティーソフト開発会社「SCADAfence」、日立ソリューションズ、三井物産セキュアディレクションと4社共同で実施する。SCADAfenceはイスラエル軍サイバーセキュリティー開発部門の出身者が2014年に設立した。産業セキュリティーに特化したソフトを展開している。
 同システムにはSCADAfenceの独自プロトコル解析技術を採用。通常の解析では検知が困難な「平時の通信を装ったサイバー攻撃」も発見できるという。試験導入ではサイバー攻撃への監視に加え、同システムによって発見されたビル管理システムの脆弱(ぜいじゃく)性への対策なども検証する。
 近年のビルはIoT(モノのインターネット)化が進む一方、外部とのインターネット接続でサイバー攻撃のリスクが高まっているとされる。三井不は、今回の検証作業で得たノウハウや知見を、ビル管理のレベルアップ、オフィス設計、オフィスサービスに生かしていくとしている。

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