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ドコモモ・ジャパン/2020年に都内で国際会議/国立代々木競技場を世界遺産に  [2019年4月10日2面]

会見する槇文彦氏〈右〉と隈研吾氏ら

 DOCOMOMO japan(ドコモモ・ジャパン、代表・渡邉研司東海大教授)は2020年9月、東京・上野の国立西洋美術館を主会場に「第16回DOCOMOMO国際会議2020東京」を開く。日本初開催となる国際会議には73の国と地域から約800人の参加を見込む。学術会議や丹下健三が設計した国立代々木競技場の世界遺産登録に向けたシンポジウムも開く。
 国際会議のテーマは「みんなのMoMo-近現代建築の魅力をわかちあおう」。同時期に開かれる東京五輪・パラリンピックに併せ、20世紀に建築された主要施設から見た、近代建築の価値共有を目的としている。会期は9月6~15日の10日間を予定している。
 近代建築の記録と保存を目的とする学術組織であるドコモモが主催する国際会議は1990年の第1回会議(会場・オランダ)を皮切りに、2年に1度のペースで開いている。
 20年の会議はドコモモ・ジャパンがホスト役となり、学生によるワークショップや各種学術会議を予定。1964年の東京五輪のために建築された代々木競技場が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されるためのシンポジウムも開く。
 主会場となる国立西洋美術館で9日、槇文彦氏や隈研吾氏らが記者会見した。槇氏は「丹下先生が手掛けた代々木競技場は世界的に見ても建築レベルは高い。世界遺産に登録されることを心待ちにしている」、隈氏も「五輪と近代建築の関係は大変深い。ドコモモの国際会議が世界遺産登録のきっかけになれば」と大会の意義を語った。
 会見に同席したドコモモ・ジャパン副代表の山名善之東京理科大学教授は「2022年の世界遺産登録を目指したい」との意欲を示した。サポーター・スポンサー委員会委員長の佐野吉彦安井建築設計事務所社長、国際学生ワークショップ委員会副委員長の国広ジョージ国士舘大学教授も、近代建築に対する市民の関心を高める大会にしたいとの思いを語った。

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