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日本道路、花王/高耐久性アスファルト舗装を開発/1日で施工完了、5月発売へ  [2019年4月12日3面]

スーパーポリアスコンを舗装した花王の和歌山工場(和歌山市)

 日本道路と花王は、わだち掘れができにくい高耐久性アスファルト舗装「スーパーポリアスコン」を共同開発した。施工工程が少なく、1日で施工が完了できる。強度や耐水性、耐油性などで従来の高耐久性アスファルト舗装を上回る。5月に販売を開始する予定。物流施設や駐車場などへの導入を目指す。
 スーパーポリアスコンはアスファルト混合物の製造時、粉末状のポリエステルを投入して製造する。一般的なわだち掘れ対策として使われる半たわみ性舗装の場合、施工が舗装とセメントミルク充てんの2段階になるのに対し、スーパーポリアスコンは舗装だけで工事が完了する。短工期で施工できるため稼働している工場の駐車場など、早期開放が求められる場所に有効としている。
 2017~19年にかけて両社の工場敷地内11カ所(延べ約6200平方メートル)で試験施工を実施。敷設から2年が経過しても、ひび割れやわだち掘れなどといった損傷はなかったという。日本道路の井澤克則営業本部技術営業部長は「従来の舗装と比較して工程が一つ少なくなるため、準備にかかる時間も減らせる」と導入効果を説明。短工期で施工できることで「働き方改革にも貢献できるのではないか」と見ている。
 近年、物流車両の通行量が増加したり、車両が大型化したりした影響で、駐車場のわだち掘れは増加傾向にある。わだち掘れが発生した箇所は、ポリマー改質アスファルトを使った改修が一般的だ。しかし、1種類のポリマー改質アスファルトでは耐久性や摩耗抵抗性、たわみ追従性など、舗装に求められるさまざまな性能が満たせず、新たな舗装材の開発が課題だった。
 スーパーポリアスコンの設計価格は厚さ5センチで1平方メートル当たり4000円。年間8万平方メートルの販売を目指す。

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