論説・コラム

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回転窓/使う機会がなかった入場券  [2019年4月16日1面]

 先日自宅から歩いて最寄りの駅まで向かっている時、途中に設置されていた選挙候補者のポスターを貼る掲示板が気になった▼理由は県議選の候補者ポスターの上に貼られた告知文。正確ではないかもしれないが「立候補者が定員と同数のため無投票当選になった」という内容だった▼後半戦に入った第19回統一地方選。14日に政令市以外の86市長選と294市議選、東京特別区の11区長選と20区議選が告示された。市長選には全国で161人が立候補したそうだが、二つの県庁所在市を含む27市で無投票当選が決まった▼無投票当選は公職選挙法で規定されたルールなので悪いことではない。ただ2015年の第18回統一地方選も県議、指定市議、市長、町村議選で無投票当選がその前の回を上回った。例えば県議選は321選挙区で501人が無投票当選人になった(総務省15年「地方選挙結果調」)。選挙に立候補するには本人の意思はもちろん、さまざまな条件をクリアしなければならず、そう簡単ではないのだろう▼自宅に届いていた県議選の投票所入場券は居間にあるコルクボードに画びょうでとめたままになっている。

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