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建築センター、竹中工務店/中間・完了検査にMR導入/BIMモデルと重ね合わせ  [2019年4月16日1面]

検査で使用したMR画像

 日本建築センターと竹中工務店は15日、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)とMR(複合現実)を、建築物の任意の中間検査と法定完了検査に導入したと発表した。現場検査での目視検査の補助ツールとしてBIMとMRを取り入れることで、的確な検査の実施や効率化などにつながることが確認できた。「おそらく国内で初めての試み」(同センター)という。
 実施対象は、メルセデス・ベンツ日本(MBJ)と竹中工務店が東京・六本木に整備した近未来ライフスタイル体験施設「EQ House」。建物の規模はS造平屋88平方メートル。設計・施工を竹中工務店が手掛け、同センターは建築確認・検査を担当した。
 事前に検査用BIMモデルを作成しておき、ヘッドマウントディスプレーを装着して現地の画像と検査用BIMモデルを重ね合わながら、確認図書と同じであることを検査していった。中間検査は構造耐力上の主要な部分で部材の位置や寸法、種別の確認などに活用。完了検査では配管などの接続状況や、空調・換気機器の設置状況などの確認に適用した。
 検査対象に応じて色分けしておくことで、効率的かつ的確な検査につなげた。法適合性判断の効率化を図るため、延焼のおそれがある部分に補助線を引いておくなど工夫を凝らした。竹中工務店は、「非常に有効な補助手段であり、自主検査にも有効活用できると感じた」(東京本店設計部)としている。

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