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国交省/週休2日、営繕工事の7割で達成/18年度の中間報告、阻害要因把握し改善へ  [2019年4月18日1面]

 国土交通省は現場閉所を含む週休2日を実践した直轄営繕工事について、2018年度モニタリングの中間報告をまとめた。2月末時点で工事が完了していた23件のうち、週休2日(4週8休)を達成したのは約7割の16件。未達成だった要因として、業務を行いながらの改修による施工上の制約や前工程の遅れなどが判明。国交省はモニタリング結果を踏まえ取り組みの改善を図り、週休2日の確保を推進する。
 国交省官房官庁営繕部は公共建築工事の特性などを踏まえ、働き方改革の実現に向けた取り組みを推進している。直轄工事の公共建築工事標準仕様書には、「原則土・日曜と祝日に工事を行わない」と明記されている。だがさまざまな事情により、週休2日が確保されていない場合もあるという。そこで現場閉所を含む週休2日工事のモニタリングを17年度(8件)から実施している。
 18年度は労務費補正などを試行する「週休2日促進工事」の63件(発注者指定方式7件、受注者希望方式56件)をモニタリング。工事完了時には現場代理人などにアンケートを行った。
 23件(新築3件、改修など20件)の工事でアンケート結果を取りまとめたところ、週休2日(4週8休)を達成したのが16件、4週6休は3件。残り4件のうち3件は工期の8割以上で週休2日が取得できていた。
 週休2日の達成要因(複数回答)は「適正な工期設定」が13件と最も多く、「受・発注者間で円滑な協議の実施」が10件、「各工事間の調整を適切に実施」が4件の順になった。達成できなかった要因には「執務並行改修での施工上の制約」(5件)や「前工程の遅れ」(3件)などが挙がった。
 週休2日の促進は「作業員の休息のためにも良い取り組み」という意見が数多く寄せられた。週休2日工事を増やしてほしいとの声もあった。一方、土日作業の振り替えとして平日を休むと、「監督員との連絡が難しくなる」という意見もあった。
 国交省は週休2日確保の阻害要因の把握と改善方策の検討を進める。アンケート結果を踏まえ、▽情報共有システム(ASP)などを活用した関係者間の十分な連携▽執務並行改修での週休2日確保に対する入居官署の十分な理解と協力▽施工条件などに応じた余裕を持った工期の確保(開所時期が確定している場合など)-といった点に留意し、営繕工事での週休2日確保をさらに推進する。
 国交省は3月末時点のアンケート結果を集計し、ホームページで公表する予定だ。

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