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建研/国内最大規模の静的加力装置が完成/震度7級を再現可能  [2019年4月18日1面]

 建築研究所(建研、緑川光正理事長)は、建築部材の性能評価に使用する静的加力装置=写真=を、茨城県つくば市にある研究施設内に完成させた。7基のジャッキで上部から2000tの鉛直力を掛け、正面と横の2方向からも加力することで、地震時の揺れに対する部材の耐力などが確認できる。震度7クラスの地震も再現可能といい、国内最大規模の装置としてゼネコンやメーカーなどに利用を呼び掛けている。
 16日に研究施設で完成披露会が行われた。完成した装置は上部から2000tの鉛直力と、2方向(正面、横)からの加力を可能にする。高さ12m、幅14m、奥行き6mの規模。建研が所有する既存の加力装置に比べ、鉛直方向の力が2倍大きい上、2軸からも加力できるなど性能をアップさせた。大規模地震の発生を受け、ゼネコンなどから高精度な評価試験を望む声が寄せられていたため、約5億円を投資した。 
 装置は7台の油圧ジャッキのほか、加力制御装置、部材となる試験体を設置する加力梁などで構成する。専用の演算装置で地震力を入力後、自動制御でジャッキを動かす。幅広い地震力に対し、さまざまな試験体の性能を評価できるのが大きな特徴だ。より操作性を高めるため、手動で制御できる「7軸特殊ペンダント」も搭載している。

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