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早大らPT/急速ソイルセメント地中連壁工法を開発/気泡掘削工法を応用、工期半減  [2019年4月18日3面]

AWARD-Para工法の概要

 早稲田大学理工学術院の赤木寛一教授と、気泡工法研究会(濱田政則会長)のAWARD-Para工法開発プロジェクトチームは17日、地中連壁が短期に構築できる工法を開発したと発表した。地中連壁の構築にかかる複数の工程を同時に進め、従来工法と比較して工期を半減する。品質の向上、環境負荷の低減も実現するという。
 同プロジェクトチームは戸田建設と前田建設、西松建設、太洋基礎工業、地域地盤環境研究所、マグマの6社で構成する。開発した「急速ソイルセメント地中連続壁工法(AWARD-Para工法)」は、掘削土に気泡と水を添加した気泡混合土を使って深層の地盤を改良する「気泡掘削工法」を応用した。気泡掘削工法は改良する土に気泡を入れることで実際の土量よりも体積を増やす。そのため、結果的に排泥土量を減らせるメリットがある。
 AWARD-Para工法は気泡掘削工法のメリットを生かしつつ、さらに工期を短縮化しているのが特長だ。排泥量は従来工法よりも30%削減し、工期短縮によりコストも最大20%程度削減できるという。
 従来工法では掘削、混合土の固化、芯材の建て込みという連続壁構築の一連の工程を1セットとして繰り返す。これに対し、AWARD-Para工法では各工程を分離して並行作業として実施。並行作業と気泡掘削工法を組み合わせることで施工機械の稼働率を向上させ、工期を約2分の1程度まで短縮する。
 混合土の固化に専用機械を使うことで、各工程を並行して作業することを可能にした。

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