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NIPPO/切削出来形測量のデジタル化技術開発/帳票作成まで5分で完了  [2019年4月22日3面]

手のひら大の専用ターゲット

Nコレ・メジャーによる検測

 NIPPOは道路舗装工事のうち、切削オーバーレイで削った厚さを測る作業のデジタル化技術を開発した。デジタルカメラで撮影した画像から出来形を検測する。測量から記録、帳票作成まで出来形検測の作業にかかっていた人員を、従来の3~4人から1人に減らせる。検測精度も高まる。今後は現場での試験適用を重ね、実用化を目指す。
 出来形を検測する「Nコレ・メジャー」の開発は横河技術情報(東京都港区、小林明社長)が協力した。同社の橋梁用出来形検測技術を舗装工事に応用した。Nコレ・メジャーを使った出来形検測の手順は、まず高低差を測りたい箇所に手のひら大の専用のターゲットを置き、ターゲットが写り込むように写真を複数枚撮影する。次に撮影した画像をパソコンに取り込むと自動で寸法を解析し、その場で計測値を確認する。解析結果は自動で帳票に反映される。一連の作業は1人ででき、1断面当たり5分程度で完了する。
 これまでの検測方法では、施工範囲両端から水糸を張り、両端から作業員が水糸を張った状態で計測、撮影していた。人員が3~4人必要だった。さらに計測後は事務所に戻って計測値を抽出し、手入力で帳票を作成していた。
 従来方法は作業員によって水糸の張り具合が異なり、検測結果に個人差が出たり、検測後に帳票を作成する過程で計測値を誤って入力したりするケースがあり、精度の向上が課題となっていた。Nコレ・メジャーは人の手による作業が少ないため、検測精度が高まると同時に数値入力などの煩雑な作業を省略できる。

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