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土木学会建設用ロボット委/都内で日米WS開く/ICT活用の締め固め施工で情報共有  [2019年4月23日2面]

 土木学会の建設用ロボット委員会(委員長・建山和由立命館大学理工学部教授)は22日、最新のICT(情報通信技術)を駆使した振動ローラーによる締め固め施工の管理方法をテーマとしたワークショップ(WS)を、東京都文京区の地盤工学会で開いた=写真。振動ローラーの加速度応答を用いた施工管理手法の普及に向け、米国と日本の専門家や実務者が取り組みを紹介。情報を共有すると同時に課題を明確にした。
 振動ローラーの加速度応答を用いた締め固め施工管理の手法は、1980年ころに欧州で開発された。欧米を中心に導入が進んでいるが、日本では土質特性などを背景に普及するには至っていない。WSはこうした状況を踏まえ、国際インテリジェントコンストラクション技術グループのジョージ・チャン会長とテキサス大学のソヘイル・ナザレアン教授の来日に合わせて企画した。約60人が参加した。
 冒頭、建山委員長が「ICTを活用して振動ローラーの振動挙動の変化から締め固めた地盤の剛性を評価する手法は面的な管理が可能で、地盤の品質を直接評価できる。先行する米国でどのように使われているかや、どこに課題があり、どう克服したかを学んでほしい」とWSの趣旨を説明した。
 チャン氏は米国でこの管理手法が「インテリジェント・コンパクション(IC)」という名称で普及が進んでいる状況を説明。ナザレアン氏は土や路床の締め固めへのICの適用事例を紹介した。
 日本からは、大林組の古屋弘技術研究所上級主席技師が国内でのICの普及状況を説明したほか、東京大学の龍岡文夫名誉教授が「飽和度およびICによる土の締め固めの管理について」と題し講演した。
 チャン氏は、アスファルト締め固めへのIC適用や舗装BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をテーマとした講演も行った。

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