論説・コラム

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

回転窓/令和最初の決算  [2019年5月14日1面]

 2019年3月期の決算が相次ぎ発表されている。トヨタ自動車の連結決算(米国会計基準)はグループ全体の販売台数が過去最高を更新、日本企業として初めて売上高が30兆円を超えた▼「こつこつと積み上げてきた(創業から)80年にわたる結果で、感謝したい」。会見で豊田章男社長は大台突破をそう評価した。その上で「『トヨタは大丈夫』という気持ちが一番危険だ」と気を引き締めるのも忘れなかった。風土改革の必要性を強調し、変革の備えに余念はないようだ▼今週の前半に上場ゼネコンの決算開示がピークを迎える。決算短信にたびたび登場するのが「工事採算の改善」。7文字の言葉には生産性の向上や資材調達の工夫など、枚挙にいとまのない現場の改善努力が凝縮されている▼決算の取材では担当者の説明や資料の数値から、企業活動の成果や経営課題を掘り出していくことになる。言葉の端々や説明文の行間に思いを巡らせば、ヒントが得られもする▼利益をどう確保し、業績の先行指標となる受注がどう推移したか。数字のチェックにいそしむ同僚をねぎらいつつ、令和最初の決算開示に注目したい。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む