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大和ハウス工業/不動産開発、21年度までに7000億円投資/都市近郊で複合開発  [2019年5月15日4面]

新さっぽろ駅周辺地区I街区の開発イメージ

 大和ハウス工業は13日に発表した中期経営計画に、2019年度から3年間で不動産開発に7000億円を投資する計画を盛り込んだ。物流施設やショッピングセンター、賃貸マンションなどを中心に、過去3年間の投資実績7658億円とほぼ同規模の開発に取り組む。全国の都市近郊に広大な開発用地を確保し、大規模複合開発を戦略的に進める方針も打ち出した。
 中期計画期間中の不動産開発投資計画の内訳は、▽賃貸500億円(過去3年間の投資実績590億円)▽商業施設1500億円(1626億円)▽事業施設3500億円(3964億円)▽海外1500億円(1478億円)。
 賃貸分野は都市型中高層賃貸マンション「ロイヤルパークス」、商業施設分野はショッピングセンター「iias(イーアス)」、物流施設分野は「DPL(ディープロジェクト・ロジスティクス)」といった独自シリーズ・ブランドを中心に展開する。継続的な不動産開発に向け投資回収も着実に進める。物流施設を中心とした不動産売却の目標額は、過去3年間の実績3310億円を上回る4000億円に設定した。
 都市近郊の大規模複合開発では新たなプロジェクトに相次ぎ着手している。東京都江東区の豊洲エリアでは、東京ガス用地開発の所有地を賃借し、ホテルとトレーニング施設に商業施設を併設した複合ビル「(仮称)Dタワー豊洲」を建設中。設計を伊藤喜三郎建築研究所が担当し、熊谷組の施工で7月末の竣工を予定している。
 札幌市厚別区では6者グループの代表者として市営住宅跡地(約4万9000平方メートル)を取得。大学キャンパスや商業施設、ホテル、分譲マンション、医療施設など9施設で構成する複合開発「(仮称)新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」を推進している。春ごろに両街区で造成工事に着手した。今後はグループの構成員らが9施設それぞれの建設工事に取り掛かる。
 千葉県船橋市でも「AGCテクノグラス中山事業場」跡地(約5万7000平方メートル)を取得し、住宅主体の複合開発プロジェクトに着手した。総戸数は861戸で、敷地の一部に商業施設も配置する。敷地内の造成工事などは始まっており、21年3月の完成を目指している。

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