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国交省/能力評価基準、19年度内に33職種で整備へ/20年度から4種のカード交付  [2019年5月16日1面]

 国土交通省は、建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用して建設技能者のレベルを4段階に分ける能力評価基準の整備を加速させる。登録基幹技能者講習制度のある33職種については、講習実施機関に年度内に基準案を取りまとめてもらい、国への申請を完了。2020年度からレベルに応じた4種類のカードの交付を原則化したい考えだ。=2面に関連記事
 15日に産学官で組織する「建設業社会保険推進・処遇改善連絡協議会」(会長・蟹澤宏剛芝浦工業大学教授)の第2回会合を東京都内で開き、19年度の重点課題の一つに「CCUS普及促進や建退共加入促進による技能者の処遇改善」を設定。この中で、能力評価基準の整備加速化を掲げた。
 建設技能者の「能力評価制度」は、CCUSにより客観的に把握できる経験、知識・技能、マネジメント能力での評価を基本に▽レベル1=初級(見習い)技能者▽レベル2=中堅(一人前)技能者▽レベル3=職長として現場に従事できる技能者▽レベル4=高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)-の4段階で行う。一人一人の技能水準を対外的にPRし、技能に見合った評価や処遇の実現につなげていくのが狙いだ。
 専門工事業団体など能力評価の実施機関が職種ごとに基準を策定し、国の認定を受け、実施方法などを届け出る。能力評価の基準と実施規定に基づき、能力評価を行うスキームだ。
 先行して基準作りを進めてきた「鉄筋」「とび」「型枠」「機械土工」の4職種は、基準案がほぼ固まり、年度内にも4種類のカードが交付される見通し。他職種の専門工事業団体では登録基幹技能者講習の創設も含め、職種ごとに基準策定の検討が始まっている。
 基準策定をさらに加速するため、会合で国交省は登録基幹技能者講習実施機関(現在33職種・42団体)に対し、年度内に基準案を取りまとめ、国交大臣への申請完了を要請。20年度から4種類のカードが技能者に行き渡る環境整備を進める。

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