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上場ゼネコン大手4社/19年3月期決算/大林組が売上高2兆円台に  [2019年5月16日3面]

上場ゼネコン大手4社の19年3月期単体受注高・繰越高

 15日に出そろった上場ゼネコン大手4社の2019年3月期業績は前期に続き各社が好決算を維持した。大林組は連結売上高が5年連続で増加し過去最高を記録、2兆円台の大台に乗せた。清水建設は連結、単体とも純利益が過去最高となった。鹿島と大成建設も営業利益や経常利益で過去最高を確保した前期の勢いを維持している。 =1面参照
 連結売上高は4社が軒並み増加。トップの大林組は、米国子会社ウェブコーの豊富な手持ち工事が大きく貢献した。単体の完成工事総利益(粗利益)率は4社ともに減少した。清水建設は資材価格や労務費の上昇が建築工事で粗利益率の押し下げ要因になったという。土木は粗利益率の改善が進む。大林組は土木の粗利益率が18・1%と過去最高の水準を記録した。
 開発事業なども含めた単体受注高は3社が増加。清水建設が前期比14・6%増となる1兆7254億円で4社の中で最も多かった。国内建築工事の再開発案件などが寄与している。大成建設は前期に大型案件があった反動でマイナスとなった。
 20年3月期の連結業績は、大林組と鹿島が2兆円台の売上高を見込む。清水建設と大成建設も増加を見通す。
 受注高は大成建設が建築の増加を見込み前期比10・0%増と予想する。各社とも業績は堅調に推移すると見る。ただ「中長期で労務費や資材費がどうなるかは予断を許さない」(大成建設)との声もある。

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