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道路舗装大手8社/19年3月期決算/6社が営業減益、原材料価格の上昇響く  [2019年5月16日3面]

道路舗装大手8社の19年3月期連結決算

 道路舗装大手8社の2019年3月期決算が15日に出そろった。連結業績は前期からの繰り越し工事を順調に消化し4社が増収となった。18年7月豪雨の影響を受け工事進捗(しんちょく)が遅れた4社は減収だった。本業のもうけを示す営業利益は、原材料価格の上昇分を価格に転嫁しきれず、NIPPOと日本道路を除く6社が前期を下回った。
 建設工事や合材などの製造・販売を含む単体受注高は、「前期に大型工事を受注した反動」(大林道路)や、独占禁止法違反による営業停止の影響などで5社が前期実績を割り込んだ。
 連結売上高は「舗装土木の手持ち工事が多く、順調に消化できた」(NIPPO)ことなどを背景に、4社が増加した。営業利益はストレートアスファルトなどの原材料価格の高騰で原価率が上がって採算が悪化し、6社が減少した。純利益は特別損失の計上などで4社が前期を下回った。
 20年3月期見通しは、依然として人手不足などの厳しい経営環境が見込まれるものの、公表している5社のうち3社が受注高の増加を予想。売上高は「西日本豪雨で進捗が遅れていた分を取り戻し、売り上げ計上が進むだろう」(大林道路)、「施工力の強化に取り組む」(日本道路)などとして、鹿島道路を除く7社が増収を見込む。営業増益を予想するのは6社だった。

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