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空調設備大手4社/19年3月期決算/3社が増収営業増益、工事受注も好調維持  [2019年5月17日3面]

上場空調設備工事大手の19年3月期連結決算

 空調設備工事大手4社(高砂熱学工業、大気社、三機工業、ダイダン)の2019年3月期決算が15日に出そろった。連結ベースの売上高は、工場などに使用する産業設備の工事が順調に進捗(しんちょく)し、高砂熱学工業と三機工業、ダイダンの3社が増加。増収に加え、工事採算の向上や生産性アップなどを要因に、本業のもうけを示す営業利益を全社が伸ばした。経営の先行指標となる受注高(単体)は民間設備投資が旺盛で産業設備が伸び、全社が前年同期を上回った。
 売上高を見ると高砂熱学工業、三機工業、ダイダンの3社は、首都圏での大型再開発や空調を中心とした産業設備分野で工事を順調に消化し、増収となった。大気社は産業空調工事が好調だったものの、塗装システム事業で前年同期に北米で大型案件があった反動もあり減収となった。
 営業利益は、利益率の高い産業施設の設備工事の増加や増収を背景に全社が前期を上回った。加えて三機工業は原価管理の徹底や作業効率向上の取り組みが奏功。受注高もビル空調などの一般設備に加え、産業施設分野が引き続き旺盛なことから全社が増加を記録した。
 20年3月期は都市圏で再開発が続くほか、民間投資の増加を追い風に、三機工業を除く3社が増収営業増益を見込む。三機工業は19年3月期に産業空調が大幅に増加した反動減で減収減益を見通すが、引き続き高水準を維持できるとしている。

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