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佐藤嘉剛氏(佐藤工業元社長)が死去/海外・建築の業績拡大、業界発展にも尽力  [2019年5月17日1面]

佐藤氏

 佐藤工業元社長の佐藤嘉剛(さとう・よしたけ)氏が8日、肺炎のため死去した。76歳だった。葬儀は近親者と同社役職員で済ませた。
 東京都出身。1967年早大大学院理工学研究科修了後、パリ大学エコール・デ・ボーザール留学。仏レイモン・カミュ勤務を経て75年佐藤工業入社。81年取締役、82年常務、84年専務、87年副社長。88年12月に父親である佐藤欣治氏の後を引き継ぎ第5代社長に就任した。
 自社の強みである土木分野で技術開発に磨きを掛けるとともに、海外勤務の経験など自らの経歴を生かし、海外事業や建築部門の業績を飛躍的に拡大。学生時代にサッカー経験があったことから、Jリーグクラブの経営にも参加し話題を集めた。団体活動にも積極的に取り組み、東京建設業協会会長をはじめ、日本建設業団体連合会(現日本建設業連合会)、日本土木工業協会(同)の理事などの要職も務め、業界の発展に尽力した。
 物静かで抑制の利いた語り口が印象的で、「建設業界はもっと情報発信する必要がある」とよく話していた。本紙企画の対談(1994年10月28日付)でも「エンドユーザーへの意識や満足度を高めていくことをもっと考えていかないと、建設業の前進はない」と語り、将来の建設業の在り方を常に考えていた。

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