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三井住友建設/工場の製造プロセス最適化システム開発/製造過程見える化で生産性向上  [2019年5月21日3面]

システムの概要

 三井住友建設は20日、工場の製造プロセスを最適化する製造管理システムを開発し、プレキャスト(PCa)部材を製造する工場に導入したと発表した。IoT(モノのインターネット)を活用し、各作業にかかっている時間や作業員ごとの移動履歴などの製造プロセスを見える化。生産状況を分析して作業の効率化や生産性の向上を実現できる。
 システムはグループ会社・SMCプレコンクリート(東京都台東区、多田耕二社長)の茨城工場(茨城県常総市)に導入した。開発した「PTRAC-PM(パトラック-ピーエム)」は高精度リアルタイム測位技術を利用。工場建屋の天井にロケーター、人やクレーンなどの測位対象に発信タグを取り付け、ロケーターやタグを使って各作業工程での作業履歴を1秒間隔、誤差50センチ程度の高精度に収集する。
 収集したデータを生産実績として蓄積。内容を分析して工場全体のマクロな生産状況から、各作業のミクロな状況までを簡単に評価できる。数値化、グラフ化した生産実績から作業の効率化、労務の平準化に向けた分析も可能。製造日時や製造ラインごとに製造にかかった時間などを絞り込み、改善ポイントを探せる。
 同社はPCa工場の高品質化、生産性向上に向けた次世代PCa生産管理システムの開発を進めており、「PTRAC-PM」を要素技術に位置付ける。今後はICT(情報通信技術)やIoTを積極的に活用することでPCa工場のオートメーション化、PCa部材を使った自動化施工を推進する。

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