技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

戸田建設、村田製作所/作業者安全モニタリングシステムを販売/生体情報もとに警報  [2019年6月4日3面]

ヘルメットへのセンサー設置イメージ

 戸田建設と村田製作所はヘルメット取り付けたセンサーで作業者の生体情報や作業環境を監視する「作業者安全モニタリングシステム」を開発し、販売を開始した。脈拍や活動量、温度、湿度などをリアルタイムで計測することで、作業者への負荷を把握する仕組み。計測した数値はクラウドサーバーで解析し、必要に応じて警報を送信することで、現場監督者による適切な健康管理につなげる。
 同システムはヘルメットの内バンドに装着する生体情報測定センサーと、ヘルメット後部に装着する外部環境情報測定センサーで構成。計測した脈拍などの数値を、クラウド上で分析して、作業者の状態を判断する。危険な状態の前段階と判断したタイミングで、現場監督者にアラートメールが送信される。
 導入には、センサーデバイスを含めたハードウエア費用とクラウドサービスの利用料が必要となる。
 開発に当たっては、戸田建設の施工現場で実証実験を行い、機器の小型化など改良を重ねたという。5月からは、作業者200人規模の建設現場に本格導入している。判定アルゴリズムは、両社と豊橋技術科学大学が共同で開発している。
 建設現場では、夏の猛暑が厳しくなる傾向にある中で、熱中症の発症や過労・体調不良をできるだけ早く察知することが課題となっている。同システムにより、作業者の健康管理に貢献する狙いがある。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。