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東急建設、THK/資機材搬送ロボット開発/段差乗り越え1トンけん引、サインで誘導  [2019年6月5日3面]

建設現場用搬送ロボット

 東急建設と大手機械要素部品メーカーのTHKは4日、現場で使用する資機材搬送ロボットを開発したと発表した。最大1トンの資機材を載せた荷台がけん引でき、20ミリの段差が乗り越えられる。搬送ルートを簡単に変更できる点などが特長。2020年春の商用化を目指す。
 ロボットは長さ807ミリ、奥行き620ミリ、高さ495ミリのサイズ。人が歩く速さと同じ程度の最高時速3・6キロで移動する。最大1トンの資機材をけん引して搬送でき、けん引していない時は50ミリ、けん引時でも20ミリの段差を乗り越えられる。傾斜3度のスロープも登坂可能だ。停止中は青いライト、走行中は緑色のライトが点灯し、ライトの色でロボットの状態が確認できる機能も搭載した。
 ロボットにはTHKが開発した自律移動制御システム「SIGNAS」を導入した。コーン標識に付けられた専用のサインをステレオカメラで認識し、サインに誘導されて移動する仕組みだ。障害物を検知し、人などが前を歩いて進行方向が妨げられた場合は安全に停止する。サインが付いたコーン標識の配置を換えれば、誰でも簡単にルート変更できる。
 開発に携わる東急建設技術研究所メカトログループの中村聡グループリーダーは「現場はまだロボットが作業することに違和感があるようだが、どうすれば使いやすくなるか、商用化を予定している20年春まで検討を重ねる」と話している。
 商用化に当たってはレンタルでの提供を想定。東急建設では、搬送ロボットなどの導入により、現場の作業効率30%向上を目指している。

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