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大成建設、ソフトバンク/5G活用で建機の遠隔操作に成功/大容量データを安定処理  [2019年6月6日3面]

実証実験のイメージ

 大成建設とソフトバンクは5日、第5世代移動通信規格(5G)を使って建設機械を遠隔操作することに成功したと発表した。高速・大容量通信が可能な5Gを活用することで、遠隔地の映像や建機の動作などをリアルタイムに把握し、スムーズな作業が実現できる。2社は5Gが商用化される2020年以降、建設現場での運用を目指し建機との連携といった実験を進める。
 大成建設が開発している建機の遠隔操作と自動制御が可能な建設機械システム「T-iROBOシリーズ」を活用した。実験ではソフトバンクの局地的に5Gが提供できる持ち運び可能な設備「おでかけ5G」を三重県東員町の建設現場に設置。自動制御式のバックホウとクローラーダンプにおでかけ5G送受信装置を搭載し、現場の操作室と建設機械を遠隔操作する横浜市戸塚区の大成建設技術センターを有線ネットワークで接続した。
 三重県と横浜市という離れた場所でも建機の遠隔操作や映像伝送に問題はなかった。大容量の映像と制御データをスムーズに処理し、4Gと比較して映像の遅延時間が約10分の1以下と大幅に短くなった。
 建機の自動運転では、大量の映像データや操縦指示などを行う制御信号など多くの情報を送受信する。システムの安定運用には無線通信システムの構築が必要となる。従来の無線通信システムは主に無線LANを活用しているが、必要な通信速度・容量の不足や限定的なカバーエリアなどの問題から、多くのアンテナを設置する必要があった。

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