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フジタ、長府製作所/寝室用パネルエアコン開発/送風せず赤外線使い室温調整  [2019年6月6日3面]

寝室用パネルエアコン「眠リッチ」

 フジタと長府製作所は寝室用パネルエアコンを共同開発した。一般的なエアコンと異なり、風を利用せずに室内の温度が調整できる。風が直接体に当たらないため不快感が軽減される。乾燥防止にもつながりストレスなく、快適な睡眠を実現する。12日からフジタが販売し、マンションや一戸建て住宅、ホテル、病院などに売り込んでいく。本年度200台、2021年度に3000台の導入を目指す。
 開発した「眠リッチ」は赤外線の効果で風を利用せず乾燥も防ぎながら、ムラなく室内の温度が調整できる。過度な空調による体への負担もない。ファンの回転が少ないため風切り音が小さく、静音性に優れ快適な睡眠を創出する。
 強い熱エネルギーを持った空気をゆっくりと放出する「ハイレンジ・薄型ヒートポンプエンジン」と、熱エネルギーを赤外線に変換する「サーモテックファイバーパネル」を搭載。これらを組み合わせることで、結露の発生を防ぎながら温度調整が行える。赤外線は温度の高低差に応じて熱が移動する特性がある。この特徴をエアコンに利用することで送風せずに室温を調整する。
 フジタと順天堂大学の小林弘幸教授が行った実験では眠リッチを使用した際、睡眠時の自律神経が安定しストレス指標値が低下。約9割の被験者がリラックスできたという。眠リッチは6~8畳に対応。サイズは高さ17センチ、幅1・6メートル、奥行き1・45メートル。価格はオープン。新設既設ともに設置可能で、幅広い物件に導入する方針だ。

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