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構造計画研究所、川田テクノロジーズら/橋梁工事現場の3Dバーチャル化を試験運用  [2019年6月10日3面]

 構造計画研究所と川田テクノロジーズ、川田建設(東京都北区、川田琢哉社長)の3社は、橋梁の工事現場を3D化するITソリューションシステム「ブリッジ・スタジオ」の試験運用を5月から始めている。関係者間で情報が共有でき、保全工事での作業効率の向上につなげる。
 同システムには、構造計画研究所と川田テクノロジーズが共同開発した手持ち型の測量デバイス「ハンドマッパー」を活用した。GPS(衛星利用測位システム)が届かない環境や、足元が整地されていない場所でもデータ取得が可能。同デバイスで測量したデータを基に3Dバーチャル化する。
 3Dバーチャル化した工事現場の模様をインターネットで共有することで、設計者と現場管理者の間で情報が共有でき、現場への実地調査回数も削減。作業の効率化を図る。現在、川田建設が東北自動車道で施工中の迫川橋(はさまがわばし)床版取り換え工事で試験運用している。
 迫川橋は長さが約215メートル、面積約2300平方メートル。試験では、床版、主桁、横桁など主橋体すべての点群データと380地点の画像データを約10時間で取得し、2日後には3Dバーチャル化した工事現場が関係者の間で共有できたという。
 「ブリッジ・スタジオ」はドイツのナビビズが開発した。3D空間を高解像度のパノラマ画像と3D点群で見渡しながら歩くことができる「インドアビューアー」の技術をベースにしている。

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