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清水建設/500億円投じ都内に研究・研修拠点整備/先端技術開発を強化  [2019年6月10日1面]

 清水建設は約500億円を投資し、東京都江東区に新たな研究・研修拠点を整備する。オープンイノベーションによる生産技術革新や先端技術開発、ものづくり人材の育成を図る。敷地内には青森県六戸町にある清水建設二代目店主・清水喜助が手掛けた「旧渋沢栄一邸」も移築する。同社の文化遺産として保存し社員教育などに活用していく考えだ。2022年の完成を予定している。
 江東区内には既存の技術研究所と「シミズものづくり研修センター」がある。新施設の整備に当たっては既存施設の機能の一部を移転し、江東区内の研究・研修施設を再編成する。研究テーマは建築・土木の構工法開発やコンクリートを中心とした新たな建設材料の開発など。生産性向上に向け施工ロボットの開発にも取り組む。
 敷地内に体験型研修施設も備え、建築・土木現場、建築設備工事現場を再現する予定。協力会社の研修への活用も想定している。既存の研究・研修施設が建築施工系を主なターゲットとしているのに対し、新施設は土木施工系や建築設備系などの研修にも活用できるよう機能を拡充する。
 清水建設は5月に公表した中期経営計画(19~23年度)で、生産性向上・研究開発投資として5年間で総額1000億円の投資を実施するとした。このうち約500億円を新たな研究・研修拠点の整備に充てる。研究・開発体制の強化により、同社が「将来の成長分野」と位置付けるスマートシティーや交通インフラなどの技術開発を加速させる。

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