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大林組/生分解性プラ製造技術の実用化へ共同研究推進/水素細菌活用しCO2削減  [2019年6月18日3面]

 大林組は、微生物などで分解する生分解性プラスチックの代表的な素材「ポリ乳酸」を二酸化炭素(CO2)から製造する技術の実用化に取り組む。CO2を生体内で有機物に変化させる「水素細菌」を利用する。建設現場は多数のプラスチックを利用している。これらをポリ乳酸に置き換えることで二酸化炭素(CO2)の削減や、環境に残留するプラスチック問題の解決などにつなげる。
 バイオ技術などを手掛けるCO2資源化研究所(東京都港区、湯川英明代表取締役)と共同研究する。同研究所は、生育が速い水素細菌を保有している。1個体が24時間で1600万個に増殖する水素細菌を活用する。
 世界のプラスチックの用途のうち建設業の利用は16%を占めるとされる。土のう袋や養生シートなど屋外で利用する物も多い。大林組は、再生可能エネルギーから製造した水素を用いることで、建設業以外も含めて、CO2削減や化学品原料の脱化石化につながると見ている。環境に残留しないため、SDGs(持続可能な開発目標)の課題解決にも貢献できると見ている。
 共同研究を通じて水素社会の実現や技術の実用化を促進し事業化を目指す。

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