技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大林組/コールドベント工法を日本初適用/ダイナミックな曲面ファサード実現  [2019年6月19日3面]

3D曲面ガラスカーテンウオールの外観

 大林組は18日、短工期・低コストでダイナミックな曲面のガラスファサードを実現できる「コールドベント工法」を国内で初適用したと発表した。フラットな四角形のユニットカーテンウオールを現場でねじりながら取り付ける。多数の三角形ユニットを組み合わせる方法などに比べ、製作・施工期間が約15~20%短縮でき、約20~25%のコスト低減も期待できるという。施工での知見に基づいた独自の技術基準を確立し、積極的に提案していく。
 同工法は海外では多数採用されているが、日本には未導入だった。適用したのは、日本スポーツ協会(JSPO)と日本オリンピック委員会(JOC)が共同で建設した両団体の新会館「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE」。同社の施工で4月に完成した。設計・監理は三菱地所設計が担当した。
 同工法では、フラットな四角いユニットカーテンウオールの隣接した2辺を固定した上で、一つの角を強制的に引き込んでねじっていく。これを連続させることで、3Dのダイナミックな曲面を実現した。実大のユニットカーテンウオールを使った強制ねじり試験を実施。強制変形によるガラスのひずみ性状や破壊性状が、要求強度に適合することを確認した。ねじった後の最終形状を考慮し異形の四角形にする必要があり、厳しい要求品質に沿ったガラスを製作した。現場施工では3D測量技術で施工精度を管理するとともに、ユニットカーテンウオール取り付け時の引き込みに必要な実測荷重と事前の計算値との比較も行い、品質管理を徹底したという。
 実施に当たっては、カーテンウオールメーカーのパルマスティーリザ・ジャパン(佐々木俊之社長、東京都千代田区)の協力を得た。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。