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菊川工業/金属建材の3D成形自動化にめど/福井大学と共同、少量多品種に効率対応  [2019年6月19日3面]

研究開発した3D加工の流れ

 菊川工業(東京都墨田区、宇津野嘉彦社長)は、金属建材を3D成形する技術の自動化にめどを付けた。福井大学と2016年から3年間取り組んだ共同研究では、「くら形」を目標形状に金型を使わず3Dデータから、金属建材を自動成形する基礎技術の確立を目指した。同社は他形状も成形できるよう、引き続き研究やノウハウを蓄積。少量多品種のオーダー金属建材の需要に効率的に対応できるようにする。
 従来の3D加工では、図面データを基に専用型を製作し、何人もの熟練した職人が従事して加工していた。同社は経済産業省の戦略的基盤技術高度課支援事業を活用し、16年9月~19年3月に研究を実施した。3Dデータを読み取った施工ロボットと制御システム、測定システムの組み合わせ、金型を使わずに金属建材を3D加工する技術の自動化を目指した。技術が確立できれば作業時間の90%以上削減も可能という。
 建築界では3DCADの発達やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の普及で、自由曲線を多用した建築設計デザインが増加している。設計に対応した製品需要も高まっており、3D板金技術の効率化が求められていた。

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