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東北整備局/三陸沿岸道・釜石北~大槌IC間開通/宮城県気仙沼市~岩手県宮古市直結  [2019年6月25日6面]

関係者によるテープカット

達増知事

池田局長

 東北地方整備局が東日本大震災の復興道路として整備を進めている三陸沿岸道路(全長359キロ)のうち釜石山田道路の釜石北IC~大槌IC間(4・8キロ)が完成し、22日に開通式が開かれた。今回の開通で宮城県気仙沼市から岩手県宮古市までの約106キロが高速道路でつながり、水産加工業など基幹産業の振興や三陸沿岸を訪れる観光客の増加が期待される。
 式典は大槌IC(岩手県大槌町)近くの道路上で行われ、岩手県の達増拓也知事や大槌町の平野公三町長、岩手県釜石市の野田武則市長、国土交通省道路局の池田豊人局長をはじめ、国や県、地元選出の国会議員、地元市町の関係者、地域住民ら220人以上が出席した。
 達増知事は「宮古市以南の沿岸地域が1本の自動車専用道路で結ばれ、物流や交流の増大、三陸ジオパークをはじめ豊富な観光資源を有する周遊型観光の活性化など三陸沿岸地域の復興を力強く後押しする。孫子の代にも引き継いでいく地域発展のインフラになると確信している」と期待を寄せた。
 平野町長は「新たに南からの玄関口が開かれた。来て、見て、体験できる魅力のある町を目指し、交流人口の拡大とストック効果が十分発揮されるよう施策を展開していく」と意気込みを語った。
 池田局長は「残りの復興道路・復興支援道路の2020年度までの全線開通を目指し事業を推進する。復興道路を生かして地域が発展することを期待している」と述べた。
 鈴木俊一五輪相や佐藤信秋参院議員らが祝辞を述べた後、ラグビーワールドカップ2019アンバサダーの桜庭吉彦さんが「人やモノだけでなく、多くの人の心をつなぐ道路になってほしい」と期待の言葉を述べた。
 式典終了後、テープカットとくす玉開披、記念パレードを行い、新たな区間の開通を祝った。
 今回開通したのは釜石市片岸町片岸から大槌町大槌までの区間。途中には鵜住居第2トンネル(延長1445メートル)や小槌第2トンネル(975メートル)などトンネル3本、大槌高架橋(橋長375メートル)など高架橋2橋があり、全体の約7割が構造物で占める。
 釜石JCT(釜石市)と山田南IC(岩手県山田町)を結ぶ釜石山田道路(23キロ)の一部区間で、釜石両石~釜石大槌~山田南IC間(8キロ)など他の区間は開通済み。総事業費は約1038億円を投入した。
 今回の開通で三陸沿岸道路は261キロが開通し、気仙沼市から宮古市までの所要時間は震災前と比べると約50分短縮し、約1時間50分になる。

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