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日本基礎技術/保有BG掘削機に安全性向上設備を装備/俯瞰映像と測域センサー活用  [2019年6月26日3面]

導入状況のイメージ。右上が俯瞰画面

 日本基礎技術は、自社保有する油圧式多機能大口径削孔機(BG掘削機)に、ICT(情報通信技術)による安全性向上設備を装備した。重機上部から俯瞰(ふかん)した映像によって周辺状況が確認できる「サラウンドビューカメラシステム」を搭載。測域センサーで機械後方にある死角部分にいる人などを検知する仕組みも導入した。安全確認の手間を減らすことで、生産性向上にもつながると見ている。
 BG掘削機はドイツの機械メーカー・バウアーが開発した自走式重機。日本基礎技術は27台を保有しており、年間100件程度の工事で稼働している。今回の安全設備は標準装備と位置付けており、全てのBG掘削機に順次、備え付けていく。低騒音・低振動で強力な削孔能力を持ち、場所打ち杭やH鋼杭の打設、地中支障物撤去などさまざまな作業に対応可能。高さ制限がある場所や狭い現場でも施工できるため、都市部工事などで多く用いられている。同社は、作業が交錯する中でも安全な施工を確実に行うため、機能強化を図った。
 サラウンドビューカメラシステムは、4台の広角レンズカメラで重機周囲の4方向を撮影し、リアルタイムで合成する。従来は左右や後方などを複数の画面で確認していたが、一つの画面だけを見れば良くなるため、安全確認の負担が軽減できる。フルハイビジョンカメラによって夜間でも鮮明な画面で表示できるという。
 死角となる後方部に対しては測域センサーで人などを検知し、警報などで注意喚起する。センサーの検知範囲は任意に指定でき、接近度に応じた警報レベルも3段階で設定可能だ。
 安全設備を充実させることで安全性と施工効率性を高め、働き方改革や担い手確保・育成につなげる。同社は将来的な自動化も見据えて、さらなる改良を図っていくとしている。

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