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三成研機/工事用エレベーターの給電ケーブルレス化推進/大型機種への導入めざす  [2019年6月27日3面]

ケーブルがないため、超高層ビルの工事にも対応できる

 工事用エレベーターなどの開発や販売、レンタルを手掛ける三成研機(埼玉県日高市、椎野尊広社長)が、積載荷重2~3トンクラスの大型工事用エレベーターで給電のケーブルレス化を目指している。現在、建設現場で1トンクラス機種を対象に給電トロリーの実証試験が進んでいる。より大型の機種の導入ができれば建設現場の作業効率化や工期短縮に貢献できると見ている。
 給電トロリーでケーブルレス化を実現すれば、風などによるケーブルへの接触や断線のリスクを無くすことができる。ケーブル使用時の揚程高さの限界は250メートル程度だった。給電トロリーに切り替えられれば揚程400メートル級の超高層ビル工事でも、エレベーターが使用可能になる。将来的には1000メートル級の工事にも使える可能性がある。中国では600メートル級の工事での採用実績があるという。
 給電トロリーは、エレベーターが昇降するガイドレールへ垂直方向に設置。クライミングに応じてガイドレールと給電トロリーが継ぎ足せる。国内での給電トロリー使用は工場内の天井クレーンなどで、水平に走らせて使うケースがほとんどだった。工事用エレベーターで垂直方向に使われるのは国内初という。
 都心を中心とした再開発では超高層ビルの建設計画が具体化されている。高層になればなるほどケーブルのトラブルリスクが高まる。給電トロリーの採用によってリスクが回避できる。

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