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大林組/耐火被覆吹き付けロボット開発/自動化で作業効率3割向上  [2019年6月28日1面]

水ミストで吹き付け作業のデモを行うロボット

 大林組は、建築物の鉄骨の耐火被覆吹き付け作業を自動化するロボットを開発した。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を利用して作業データを登録すると、ロボットがロックウール吹き付け作業と自律移動を繰り返す。1日単位の長時間作業も可能。これまでの人による作業と比較して3割程度の効率アップが期待できるという。2020年度の実用化を目指している。
 ロボットの開発は省人化や作業効率・環境の改善が狙い。27日に同社東日本ロボティクスセンター(埼玉県川越市)で水ミストによるデモを公開した=写真。走行装置や昇降装置、産業用ロボットアーム、ロボットアームをスライドさせる横行装置で構成する。
 階高5メートル、梁せい1・5メートルまでの梁部材の吹き付けに対応できる。H形の鉄骨梁も上下フランジやウェブなどすべて対応できる。床面から1・5メートル以上が施工領域となる。リモコンでの遠隔操作も可能。積載可能重量が2・5トン以上の工事用エレベーターを使えば、他階にも移動できる。水ミストでロックウールを包み込む専用ノズルも併せて開発。ロックウールの飛散量が約7割低減できる。
 大阪府内の現場で実証実験を行い、建設技能者と同等の品質で施工できることを確認した。2時間耐火仕様での1日当たりの吹き付け面積は200平方メートル程度。建設技能者の施工量(150平方メートル程度)よりも約3割多かった。

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